実際の事業に関する取材記事

2015年12月20日高次脳機能障害講習会 神戸で150人が受講

 「兵庫県高次脳機能障害リハビリテーション講習会」が20日、神戸市中央区の兵庫県民会館パルテホールで開催され、介護従事者や医療関係者など150人が参加した。ひょうご高次脳機能障害リハビリテーション講習会実行委員会の主催。

 高次脳機能障害とは、交通事故などで脳を損傷し、記憶力や認知力、注意力の低下などの症状が生じる障害で、日常生活への適応が困難になり、障害に応じたリハビリが求められる。

 講演では、岐阜医療科学大学名誉教授の阿部順子氏が「高次脳機能障害者への生活支援〜生活版ジョブコーチの視点から学ぶ〜」と題して、障害者一人ひとりの行動支援を提案し、家族の介護負担軽減にもつながるジョブコーチの事例を紹介し、その役割や地域での人材育成の必要性について講演。第二部では参加者から寄せられた高次脳機能障害のリハビリや日常生活での支援の在り方などの質問に答える質疑応答が行われた。

 参加者の一人は、「病院の中でも行動支援のミスマッチが見受けられ、その解決手段であるジョブコーチを大いに参考にしたい」と語っていた。

協力 企画・制作/神戸新聞社営業局

2014年2月21日高次脳機能障害者を支援 新潟市でリハビリ講習会

 高次脳機能障害リハビリテーション講習会(同講習会実行委員会主催)が21、22日の2日間、新潟市西区のメイワサンピアで開かれた。

 次脳機能障害とは、交通事故などによって脳の一部が損傷し、認知能力や記憶力の低下などの症状が出る障害で、外見からは分かりにくいことが特徴だ。交通事故による高次脳機能障害は、他の公的制度に先駆けて平成13年から自賠責保険が後遺障害として認定するシステムを構築し、自動車事故による高次脳機能障害と認定されれば、自賠責保険により保険金が支払われる。

 講習会は、近畿大学短期大学部保育科講師の馬屋原誠司氏を講師に迎え、「高次脳機能障害心理療法セミナー」と題して1泊2日で開催。本人や家族、福祉施設関係者など約20人が参加し、注意機能の訓練体験や前回の講習会で立てた目標への取り組みなどを報告した。

 カリキュラム終了後、参加者は車座になり感想を述べた。馬屋原氏は「新潟に支援の輪が根付いてほしい」と期待を寄せた。

 実行委員会委員の石井祐子さんは「助成には本当に感謝している。今後もセミナーや講演会を行い、周知に努めたい」と話した。

協力 企画・制作/新潟日報社

2014年2月14日高次脳機能障害者の就労を支援 仙台市でリハビリ講習会

 仙台市の仙台市医師会館で14日、交通事故などにより脳に損傷を受けたことが原因で記憶力や注意力が低下する高次脳機能障害者の、就労とその後の支援をテーマとする講習会が開催され、約150人が集まった。宮城高次脳機能障害者リハビリテーション講習会実行委員会の主催。

 講習会は、日本損害保険協会の助成事業として全国各地で開かれており、今回は3部構成で実施。第1部は岩手医科大学理事長の小川彰さんが、患者とその家族、医療従事者の関わり方を示した。第2部は、県リハビリテーション支援センター高次脳機能障害者支援コーディネーターの永澤聡江さんと、宮城障害者職業センター主任カウンセラーの竹下純さんが支援機関の取り組みについて具体的に紹介。第3部は、東北保健医療専門学校主任作業療法士の原田勝行さんをコーディネーターに、就労支援センターほっぷの平山昭江さんと前述の竹下純さん、実際に就労支援を受けている当事者2人とともにパネルディスカッションを行った。講演を聞いた医療関係に勤める女性は、「高次脳機能障害者に関するさまざまな知識を得られる機会となった。このような講習会に参加できて感謝している」と語った。

協力 企画・制作/河北新報社

2014年2月14日外傷初期診療の医師育成 講習会を高知市で開催

 NPO法人・日本外傷診療研究機構は14、15の両日、「JATECコース」の講習会を高知県立大学永国寺キャンパスで開催した。

 同コースは「外傷初期診療ガイドライン」に基づき、自動車事故などによる外傷の治療に必要な知識と応急処置を、模擬診療を介して習得できるトレーニングコース。外傷特有の救急医療体制の充実と診療の質の向上を目的として、外傷診察の機会がある全ての医師を対象に2002年より全国各地で行われている。

 高知での開催は3回目。県内外から多くの講師を迎え、32人の医師が受講した。

 1日目の技能講習では、外科的気道確保など外傷蘇生に必要な技術を習得し、実際の臨床例を参考にエックス線やコンピューター断層撮影(CT)などの読影法を学んだ。2日目には臨床に即した救急の模擬診療を行い、ケーススタディーによる討論や筆記試験で2日間の成果を確認した。

 コースコーディネーターを務めた高知赤十字病院救命救急センター長の西山謹吾さんは「この講習でできるだけ多くの医師に初期診療を体験してもらい、救急処置に対応できるスキルを身に付けてほしい」と話した。

協力 企画・制作/高知新聞社

2014年2月7日「外傷死亡」を減らそう 鹿児島市で診療研修会

 傷病者を迅速に検査・治療するための外傷初期診療ガイドライン(JATEC)を学ぶ研修会が2月7、8日、鹿児島市の米盛病院で開催された。外傷診療に必要な知識と救急処置を習得することで、「外傷死亡」を一人でも減らすのが目的。鹿児島県内外から31人の医師が参加した。主催はNPO法人・日本外傷診療研究機構。

 JATEC研修は、小児科医や内科医など外傷診察の機会がある医者全てを対象に2002年スタート。今回は、救急医療などの専門医ら50人以上が講師となり、基本的な座学のほか、外傷を施したダミー人形で模擬診療を指導。実際の医療機器を使って、外傷に惑わされず生命維持を優先する診療法など、本番さながらのトレーニングに取り組んだ。

 若年層の死因は、不慮の事故による外傷死亡が上位で、外傷診療の技術向上は急務だ。一般社団法人・日本損害保険協会は自賠責保険の運用益を活用して2007年からJATEC研修を援助、近年は年30回前後まで開催数が増えた。講師を務めた同院の冨岡譲二救急部長は「判断の間違いや遅れにより救える命も救えない時がある。JATEC研修を開催できる機会が増え、非常にありがたい」と話した。

協力 企画・制作/南日本新聞社営業局

2014年1月31日高次脳機能障害、理解を 岐阜市でフォーラム

 「岐阜高次脳機能障がいフォーラム」が1月31日、岐阜市薮田南のふれあい福寿会館で開催された。県主催の支援講習会とともに、「岐阜脳損傷リハビリテーション講習会」(同講習会実行委員会主催、日本損害保険協会助成)が行われた。

 高次脳機能障害とは、交通事故等による脳の損傷で起こる認知機能の障害。社会生活への適応が困難となるが、外見上の身体障害が軽い場合が多く、周囲の誤解を招くケースも少なくない。そのためより理解を深めることが求められる。

 講習会では、神奈川県で家族会等の支援団体を支える、NPO法人日本脳外傷友の会の東川悦子理事長がその活動を紹介。続いて当事者である愛媛県の園部香代子さんと家族の園部眞理子さんが、自身の体験を語った。

 自賠責保険の運用益を活用した日本損害保険協会の助成で行うこの講習会は、今年で13年目。座長を務めた岐阜医療科学大学保健科学部看護学科の阿部順子教授は、「最も必要なのは、近隣や職場、学校など身近な人々の支援。広く理解を深めてもらうためにも、こうした啓発活動の継続は大きな意味がある」と話した。

協力 企画・制作/岐阜新聞社

2014年1月25日高次脳機能障害者を支援 前橋市でリハビリ講習会

 交通事故や脳卒中などで脳を損傷し、記憶力や認知力、注意力、行動力の低下などの症状が生じる高次脳機能障害者の生活支援・社会復帰をテーマとした「ぐんま高次脳機能障害リハビリテーション講習会」が25日、前橋市千代田町の前橋テルサで開催された。

 最初の講演では、同障害の息子を持つなやクリニック(大阪府堺市)の納谷敦夫院長が「高次脳機能障害者の支援〜家族として専門家として」と題し、同障害の特徴と周知の必要性、支援の状況などを語った。

 シンポジウムでは、群馬大学大学院保健学研究科の外里冨佐江教授を座長に、前橋赤十字病院の碓井祐太郎氏、鳴海洋平氏、群馬県こころの健康センターの新島怜子氏、県立障害者リハビリテーションセンターの高橋洋輔氏らが、事例をもとに取り組みを報告。切れ目のない支援と連携が必要と訴えた。

 「支援機関による連携システムの早期の完成を期待したい」と語るのは、社会学を専攻する大学生。朝倉健実行委員長は「自賠責保険の運用益による助成はありがたい。高次脳機能障害の周知や就労支援を広げ、患者の社会参加につなげたい」と語った。

協力 企画・制作/上毛新聞社

2014年1月24日佐久市で高次脳機能障害の研修会 具体的な症状への対処法を受講

 高次脳機能障害とは、交通事故や病気で脳が損傷を受け、言語や記憶、注意力などの認知機能が低下する症状。佐久市の長野県佐久勤労者福祉センターで1月24日、同障害に苦しむ人たちを対象とした研修会(県と佐久総合病院など高次脳機能障害支援拠点病院で構成する県高次脳機能障害リハビリテーション講習会実行委員会主催)が開かれ、悩みを抱える人や家族、支援者ら120人が参加した=写真。

 11回目となる今回は、障害者本人や支援者から相談が多い症状への対応や支援のコツ、当事者会、家族会について、専門医が講演した。国立成育医療研究センター・リハビリテーション科医長の橋本圭司さんは、イライラや記憶障害など症状ごとに自分でできる対処法や周囲の対応の仕方を紹介。「できることを伸ばすポジティブな支援が重要」と訴えた。続いて県立総合リハビリテーションセンター・リハビリテーション療法部長の田丸冬彦さんが、長野県の当事者会や家族会の実情と課題を紹介した。

 6年前に交通事故で障害を負ったという男性(29・坂城町)は、「職場には復帰していますが、簡単なことがうまくできないことがある。そんな時、周囲からなぜできないのかという目で見られるのがつらく、自分でももどかしい。もっと周囲の理解が進んでほしい」と話していた。

協力 企画・制作/信濃毎日新聞社

2014年1月23日自転車シミュレータを京都府交通安全協会に寄贈

 交通事故防止対策の一環として、自転車シミュレータが日本損害保険協会から京都府交通安全協会に贈られることになり、1月23日、寄贈式が同交通安全協会で行われた。

 式典は、日本損害保険協会近畿支部京都損保会会長(損害保険ジャパン日本興亜京都支店長)の馬場孝夫氏(写真右)が「シミュレータを交通安全教室などで活用していただき、地域の自転車事故防止に役立ててください」と贈呈者挨拶。目録が三木和幸府交通安全協会専務理事(同左)に手渡された。三木専務理事は「子どもや高齢者の事故が増えており、自動車との事故の防止にも繋げたい」と述べ、感謝状を贈った。

 自転車シミュレータは、自転車利用時の遭遇場面を体験しながら、危険予知能力を高め、安全な乗り方やルール・マナーを守ることを学習する装置。持ち運びや組み立てが簡単で、体験者の年齢に合わせた指導ができ、出張講習やイベントでの活用も期待される。

 日本損害保険協会は、自賠責保険の運用益を活用して全国の交通安全協会に寄贈しており、今年度は20の都道府県。府交通安全協会では、府内の態勢を強化し、交通安全対策をめざす。

協力 企画・制作/京都新聞COM

2014年1月18日高次脳機能障害者を支援 郡山市でリハビリ講習会

 高次脳機能障害のリハビリについて学ぶ講習会が1月18日、郡山市の総合南東北病院で開かれた。福島高次脳機能障害リハビリテーション講習会実行委員会の主催。講習会は自賠責保険の運用益を活用した日本損害保険協会の助成事業として開かれており、今回で9回目。

 同障害は脳の損傷によって起こされ、記憶や思考、言葉、感情などに支障が出る。高次脳機能障害の当事者やその家族、医療・福祉関係者ら約140人が参加した。

 言語聴覚士、臨床発達心理士で東北薬科大学病院言語心理部の目黒祐子さんが高次脳機能障害者の社会復帰支援の在り方などを講演。続いて、脳出血で高次脳機能障害を発症した当事者が登壇し、闘病生活やリハビリ、社会復帰までの経緯などを語った。岩手県の家族会による活動発表も行われた。

 喜多方市から聴講に訪れた作業療法士の男性(49)は、「当事者による貴重な経験談を聞くことができ、非常に勉強になった。また、あらためて家族会の重要さを認識した」と語った。

協力 企画・制作/福島民友新聞社営業局

2014年1月10日高次脳機能障害者ら支援 宇都宮でリハビリ講習会

 交通事故により脳に損傷を受けたことが原因で、記憶力や注意力が低下する高次脳機能障害などに悩む人たちの早期職場復帰、社会参加を目指す「とちぎ就労支援リハビリテーション講習会」が10日、宇都宮市のとちぎ福祉プラザで開かれ、約70人が参加した。

 まず横浜市立大学商学部の影山摩子弥教授が「なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?」をテーマに講演。続いて、神戸大学大学院保健学研究科客員教授の関啓子さんが「高次脳機能障害のリハビリ―専門家が体験して」と題して講演した。

 関さんは、大学でリハビリ専門家を育成していた2009年に脳梗塞を発症。高次脳機能障害と左手足のまひを抱えたが、懸命のリハビリで10カ月後に現職復帰した。関さんは自らの体験を紹介し、特にセラピストへの提言として「対象者の生活を具体的に想像する洞察力と創意工夫による生活支援、自分の影響力の大きさへの配慮」を訴えた。

 主催したNPO法人チャレンジド・コミュニティの金井光一理事長は「今年で7回目、就労支援リハビリへの理解が広がったと感じている。今後も高次脳機能障害者の支援に取り組んでいきたい」と話した。

協力 企画・制作/下野新聞社営業局